文章を書くということ。その1先日、作ったオリジナルの小説を友人に見せた。 友人読み終わって感想、「おもしろいんだけど、何か文章が空の境界に似てないか?」そんな事を言われた。 コレに対しては、別に怒る気がしなかった。 というかある意味当然なことだし、むしろ嬉しいことなんじゃないのかな、とか思った。 なぜなら、自分はこれまでたくさんの小説を読み、それに何かしらの影響は必ず受けてきたんだから。 あ、戦いだったらこの表現がかっこいい、とか、怖さを伝えるためにはこの人の書き方がうまい、とか。 少なくとも友人の言った「空の境界」やそのほか奈須きのこさんの書いた文章(月姫やFate)には絶対に影響を受けていると言い切れる。 文章と絵は違う。 けれど、その技術が上達していくその「過程」みたいなものは何処か似ていると思う。 初めは誰だって上手く描くことが出来ない。だけど、上手い人の絵をよぉく見てからもう一度描くと、それはまた違ったものになっている筈だ。 マンガイラストだってそうだと思う。 初めは雑誌か何かの、自分がかっこいいと思った絵を模写して、練習して、練習して、練習して、やっとのこと自分の中に回路みたいなものをつくってしまえる。 そしてそのあとに自分の絵を確立していくものなのだと思う。(少なくとも自分はそうだった) だから、それと同じようにして文章も、上手い人の書いた文章、綺麗だと思ったりかっこいいと感じたものに何かしらの影響を受けて、そこから自分の考えを広げていくことで、その後「自分に書ける文章」というものが見えてくるのだと思う。 自分は未だそんなことは全くといっていいほど出来ないし、これから先に出来るのかもわからない。 けれど、もしもこの考えが外れていないとしたら、自分は今、例えば上手い人の絵を見て真似ている、その過程の上に立っているという事になる。 「他人の文章」という作品に影響を受け、それに傾いている自分がいて。けれどそれはこれから先、「自分の文章」を確立できるかもしれない可能性があるのだと、そう思いたい。 そしてこれからも多くの人の文章を読んでいきたい。 ・・・うわぁ、すごい偉そうなこと言ってらっしゃるよ!Σ(□`) ジャンル別一覧
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